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013. 正式入学手書類 (2 of 2) [フランス・シニア留学]

 
必要書類 (私の場合は6つ) …の続きです。
⑤ 留学保険証書
⑥ la responsabilité civile の代金

⑤ は 特に医療保険、⑥ は 自賠責保険 のことで、
いずれも学校と言うより、フランス滞在者の義務として
必要なようです。

海外旅行保険の加入は、航空券が確定してからでないと
手続き出来ません。日本出発日から帰国日までをカバー
する内容でないとならないからです。
格安航空券の確保に思わぬ苦戦は、次に進めない!…
という、ストレスにもなりました。

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⑤ は、若年層なら現地で大学経由の安い健康保険に加入
できるようです。 が、シニアは対象外ですから、日本
で加入します。でも、フランス語の保険約款を読むのは
大変ですから、私なら若くても日本で加入するでしょう。
また、日本での長期留学保険契約には 満70歳まで
という年齢上限も幾つか目にしました。71歳以上の方
の対応については、訊いていません。 すいません。

留学目的の場合、各保険会社が提案するプランの違いは
特に滞在形態によるものです。
ホームスティ・寮 と アパート・借家 の2つ。つまり、
一時的な滞在者か、家賃支払いの住人か、の区分です。
 
例えば、火事の場合、前者は建物の所有者が損害賠償し、
後者は発生元の住人が賠償します。 また、前者は盗難
被害の所持品が補償されますが、後者では自宅 (部屋) に
泥棒が入った場合は、携行品と見なされないので対象外。
これ以外は、普通の旅行保険と同様です。 
保険料は、後者の方が少し高め。

便利だと思ったのは、キャッシュレス・サービス。
現地で治療を受けても、病院に直接支払いしなくてよい制度
です。一時的とは言え、現地で多額支払いをしなくて良いの
で便利なのですが、提携病院は主要都市ばかり。私には、役
に立たないみたいです。フランスなら、パリに留学すると得
で楽だと、またまた思う次第ですが… 病院に行くはめになら
ないことを祈ります。 

ところで、今回、オーダーメイド型の保険がある
ことを知りました。「自分の必要な項目に、必要な額だけ」
掛けられる保険です。

例えば、一般の保険を2つも掛けている私には、渡航先での
死亡保険は多額である必要はありません。一方、事故・病気
の治療代は、現地の国民健康保険に加入していないと高いで
しょう。 そんな風に、状況に合わせて選択できるのは良い
ですね。経済的です。

私は、AIU / 三井住友海上 の2社で検討しました。
保険内容・保険料は殆ど同じですので、個人評価も含めて、
異なる点のみを紹介します。

■ AIU
* 本社HPに質問メールアドレスが設定されています。
回答は迅速・丁寧で、要望にも柔軟な対応をしてくれます。
Very Good!
* オーダーメイド型では、治療・救援費用が、傷害治療・
疾病治療・救援費用別の設定となります。

■ 三井住友海上
* 本社HPに長期留学保険が掲載されておらず、質問も
各代理店宛てになります。よって、回答の迅速性と柔軟
性は AIU より下と言わざるを得ません。
* オーダーメイド型の治療・救援費用が、傷害・疾病の
区別なく設定できるのは便利です。

大手保険会社では、フランス語を含め、5~6ヶ国語で
保険証明書を作成してくれます
から、面倒な法定翻訳・
査証は不要。 有り難い!

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⑥ は、民事責任保険 (第3者に被害を与えた場合、被害
者に支払われる) という、自賠責保険。
入学手続をする際に、大学窓口で加入できるそうです。
1年で €13 (約1,800円) … 補償内容までは確認してい
ませんが、高くありませんし、大学を通じての加入には
安心感があります。 但し、留学保険に拘らず、これは
海外旅行保険に通常含まれる内容ですよね。

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実は、保険金額設定の段階で、「現地で死亡したら」に
ついて少々調べました。 何ともシニア!?
遺族にとって最も楽なプランは、現地火葬です。 
フランスにも、火葬のシステムがあり、葬儀屋に依頼する
と手配してくれます。 地域・会社によって費用は異なり
ますが、遺体の保管・移動から火葬して骨壷に収めて引き
渡すまでの費用は、€1,500-2,000 程度のようです。葬式を
すると、もっと掛かります。
 
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